劇団展覧劇場2003年度生卒業公演『終』

tsui2.jpg 僕が大学3回生の時に新入生だった03年度生が、卒業公演を迎えることになりました。月日が流れるのは本当に、本当に早いものですね。僕にとって03年度生は、近いようでもの凄く遠く、親近感はあるけれど閉鎖的な…うまく言い表せられませんが、個人的になかなか捉えがたい世代でした。そのくせ2つ下の後輩ってのはどうも可愛く感じてしまうもので、彼らが何を望んでいるかも分からないまま面倒をみようとして空回りすることがとても多かったように思います。何となく想像はつくんですが、特に僕らの世代は(というか僕は)03年度生にもの凄く迷惑をかけてしまったのではないかと思います。だから謝っておきますね。ごめんなさい(エヘ)


 とまぁ、そんなかわいい後輩の最後の公演ってことで、もはや普通のお客としてみる事など全くもって出来ないわけで…。なぜか一部始終、観ていて心配で心配でたまりませんでした。現役時代、なんだかんだ常にサークル内の問題は絶える事は無く、平穏な時期というのはあまりなかったように思います。生きている以上、何処へいっても何をしていてもしんどい事はつきまとうものですが、お芝居をするサークルの内部では、学生にとってはなかなか上質のしんどさが待ち受けており、入団してもすぐに辞めてしまう子が出てくるのは演劇サークルの常でした。それゆえ、嫌な思い、しんどい思いはなるべく後輩にはさせたくない。なるべく長く楽しくサークル生活を楽しんでほしいと思うがあまり、僕は常に心配の目で後輩を見ていました。しかし結局はみんなしんどい思いをしていきます。そうしなければ成長できないし、楽しくもありません。どうやら僕は、後輩を成長させまいとさせまいとして今まで生きてきたのかもしれないと思ってしまいました。


 僕の心配をよそに、03年度生卒業公演は無事終幕を迎えました。内容は、とてもすばらしいものだったと思います。なによりも僕を感動させたのは、成長というやつでした。みんな初舞台のころとは比べ物にならないほど成長していました。色々な悪い出来事も重なって、傍目から見ても彼らはとても過酷な4年間を過ごしてきたのではないかと思います。始まりと終わりの間にあったいろいろな事、決して平坦ではなかった道のり、満足に後輩の面倒をみることができなかった歯痒さ。終わりに見せてくれた、成長した彼ら。いろんな事が混ざり合って、胸が一杯になって、少し泣いてしまいました。


 とにかく03年度生に言いたいのは、お疲れ様!
本当によく頑張ったと思います。あきらめずに最後までやりぬいた事実は、きっと彼らの中で大いに今後の人生を充実したものにしてくれると思います。もう心配はしません。これからも頑張って、共に精一杯人生を楽しんで生きていきましょう。そしてたまには、ゆっくりお酒でも飲みながら、話ができたら幸いです。

このたびは誠におめでとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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