半年後、家庭用据え置きゲーム機の次世代機が出揃います。去年の年末商戦に先駆けて発売されたXbox360に遅れること1年、今年の年末にソニーのPS3と任天堂のWiiがついに発売(予定)です。
PS2で今や世界のトップシェアを握ったソニー、パッとしないが地味に黒字をだしているゲームキューブの任天堂、日本では全く売れなかったが世界では結構売れてるXboxのマイクロソフト。今をときめく3大ゲーム会社の、ゲーム業界の未来を占う三つ巴の攻防ということで、世界中のゲームオタクどもが半年後の祭を待ち切れずに日々眠れぬ夜を送っているプチ社会現象と化しつつあります。私自身も、まさにそんなゲームオタクの一人。今から半年後が楽しみです。
今月10日、世界中のTVゲームの最新作が集まるゲームの祭典、『E3』がアメリカのロサンゼルスで開催されました。年末に発売を控えたソニーと任天堂は、この祭の席に合わせてさまざまなサプライズを用意していてくれました。PS3の驚異的な映像、Wiiの革新的な遊びの提案に注目が集まったのは言うまでもありません。しかし、最も注目が集まったのはもっと現実的なことでした。
それは、
HDD-20GB搭載モデル : 59,800円 (税込62,790円)
HDD-60GB搭載モデル : 71,800円 (税込75,390円)
という、PS3の超高額なお値段の発表。これはトップシェアを狙うゲーム機の値段としてはかなり驚異的な数字です。昔々に発売されたネオジオ(¥58,000-)並みのお値段ですよ。
ここまで価格が高騰した理由は、『全部入り』を思わせるスペック。ソニーが威信をかけて普及を目指しているBD(ブルーレイディスク)、9つのプロセッサコアを持ち、動作速度が4GHzを超えるとされるCellプロセッサ、HDD標準装備、5.1chサラウンド、フルハイビジョン出力機能、加えて各種の外部出力機能等々。
中でもBDとCellの搭載がこの価格を形成しているようです。この価格でも1台売るだけでソニーは2万円の損をする計算になるそうな。しかもBD搭載とはいえ、これは再生専用。容量が大きいことがBDの魅力なのに、記録が出来なければあまり意味がないような気が…。プレイヤーとして使うにしても、BDの映画はまだそんなに売られていないし…うーん。
消費者にとっては本体6万、ソフト合わせて7万円を用意しないとPS3では遊べないわけで、「おかあさん7万円ちょうだい」 と子供に言われてすんなり出すようなお母さんが日本にそんなにいるとは思えないのですが、どうなんでしょうか。どう考えてもコアゲーマー&ブルジョア階層向けの価格設定としか思えません。そんな価格設定をして、しかもそれでも1台あたり2万円の損失を出してまで、こんなにハイスペックな高級品でトップシェアを狙っているソニーさんは気でもお触れ遊ばされたのでしょうか。
これに対して、任天堂のWiiは25,000円以下になると先日発表されました。安い。60GBのPS3の価格でWiiが三台買えてしまう…。20年以上前に、当時ゲーム機として最も安い価格で発売したファミリーコンピューターが、高スペック機を出す他社をなぎ倒してトップシェアを握った、という時代がありました。もしかしたら、歴史は繰り返されそうとしているのかもしれませんね。
これでPS3売れたらすごいな。日本の教育を疑う。
日本のよい子たち!あんまり親をこまらせるんじゃないぞ!



コメントする